最新号Vol.33 「これからの若者の話をしよう」発刊!
若者、それは人によって解釈も、その意味範囲も全く異なる言葉。30歳くらいまでの人を指して『彼らは若者』という人もいれば、このフリーマガジンを出している僕らのような大学生を指して『彼らはもう若者ではない』という人も当然います。
どの辞書を引いても明確な定義なんて存在しなくて、色々な人がそれぞれの解釈を持って使う言葉、それが「若者」。
では、そんな曖昧な「若者」という言葉を使って『これだから最近の若者は...』と皮肉めいたことを言う大人たちとその言葉を、僕らは鵜呑みにできるのでしょうか?
思い返せば、アジア初のオリンピックがここ日本で開かれた高度経済成長期も、多くの人々がディスコに通い詰めたバブル期も、そこには必ず若者がいました。きっと彼らには、彼らなりの「若者像」があったはずだし、それはもっと昔からもあったはず。
高度経済成長期やバブル期に「若者」だった大人たちが『これだから最近の若者は...』と嘆くように、「今の若者像」は「今までの若者像」とは比べ物にならないほど変化しているのです。
そんな中で、果たして「未来の若者像」が「今の若者像」から変わらないと断言できるのでしょうか?
いや、「未来の若者像」も変わり続けるのです。もちろん、この先もずっと。
最新号Vol.33は、曖昧な定義でしかない「若者」と、時と共に変わり続ける「若者像」の中から、「これからの若者」について考え抜く糸口となっている1冊です。
そう遠くない将来に、僕たちは若者ではなくなります。
僕たちが若者でなくなったその時に、過去の大人たちと同じ過ちを繰り返さないために。きっとこの1冊は、未来を考え、過ちを繰り返さない手助けになってくれるはずです。
さあ、これからの若者の話をしよう。